沖縄ICTフォーラム2011

沖縄ICTフォーラム2011

概要

ここのところ、マスコミで大々的に取り上げられた衆議院議員のID/PWがキーログされた問題など、後に参議院議員でも同様な攻撃が起こったと報道されております。電子認証の世界では、先日オランダの認証局がサイバー攻撃の結果乗っ取られた結果、Googleの不正証明書が発行され、これがイラン国内の盗聴に使われた公算が高い…というインシデントに注目が集まっています。その他にも、9月には三菱重工を初めとした国内防衛関連企業へのサイバー攻撃や、10月には原子力発電所の制御システムを攻撃対象として昨年話題となったStuxnetに類似したウィルスであるDuQuが発見されるなど、ネットワークセキュリティが国家規模のインシデントに直結しうる事例が続けざまに発生しています。また、本年4月よりインターネット上における児童ポルノの流通を防止するために、民間の自主的な取り組みで「ブロッキング」が始まりました。

これは、他の違法情報と比べ、その流通によって被害者である児童への悪影響が回復する見込みが極端に小さいことなどから、憲法学者や刑法学者らの見解で、刑法の緊急避難を適用することにより、「ブロッキング」の違法性を阻却できる可能性が高い、と言うことで実施しております。しかし、当然、「表現の自由」や「知る権利」、「通信の秘密」等を侵害しております。これが純粋に児童ポルノサイトのブロッキングだけに利用されるのであれば問題はさほど大きくないかもしれませんが、他の情報への流用がなされるようであれば、民主主義の根幹を揺るがす大きな問題となります。

よって、これらの運用は慎重に公平に透明性をもってなされるべきですが、それはそれで、難しい面もございます。実際の運用に落とし込んでいく作業は技術者が行うことになりますが、ブロックされるべき情報が「”児童ポルノ”で無ければならない、その他の情報については何があってもブロックしてはならない」という意識の浸透や、維持されるか等については非常に重要となります。

そこで、これらの啓発の意味も込めて、「沖縄戦」を中心にして、表現の自由や通信の秘密をもう一度考え直す場として「通信の秘密とナショナルセキュリティ」ということを念頭に、セミナーを行い、企業や個人に対して問題提起とその解決をする催しとしたいと思っております。

※タイムスケジュール、講師については、若干変更があるかもしれませんので、予めご了承ください。(11/21現在)

日時

2011年12月15日(木)~16日(金)

場所

沖縄大学 地図

※当日ご参加の方は、平日のため駐車場の準備が出来ておりません。公共交通機関をご利用になってお越しください。

主催

社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)

共催

SecurityDay 運営委員会

(JPCERTコーディネーションセンター (JPCERT/CC))

(日本インターネットプロバイダー協会 (JAIPA))

(日本データ通信協会 (Telecom-ISAC Japan))

(日本ネットワークセキュリティ協会 (JNSA))

(日本電子認証協議会 (JCAF))

後援

財団法人沖縄県産業振興公社

費用

参加費:無料

※懇親会費は有料となります。各日費用が違いますのでご注意ください。

申し込み方法

こちらのフォームよりお申込みください。

※まれにフォームが表示されない場合がございます。 その場合、必要事項(社名・氏名・懇親会参加(15日及び16日)の有無)を記載の上、E-mail(info@jaipa.or.jp)にて、お申込みくださいますようよろしくお願いします。

スケジュール(予定)

12月15日(木)
13:00~13:30 受付開始
13:30~13:40 開会挨拶
社団法人日本インターネットプロバイダー協会 会長 渡辺武経
13:40~17:40 -サイバー攻撃:脅威の多様化と顕在化-
●昨今のサイバー攻撃、攻撃元サーバの停止など国際的な取組みの紹介や、サイバー攻撃が信頼のおけるドメイン間で被害の連鎖を生んでいる実態のご紹介(10)
 株式会社マイクロソフト 高橋 正和氏
●多発するサイバー攻撃をプロバイダ目線で、ハッカー集団Anonymous 、DDoS攻撃や情報漏洩、標的型攻撃などについて(顕在化するサイバー攻撃サイバーテロ、ハクティビズム、標的型攻撃について(40)
 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ) 齋藤 衛氏
●証明書の信頼性を保証するオランダや最近の証明書の事例と対策(40)
 独立行政法人情報処理推進機構 CRYPTREC神田 雅透氏
 ~休憩~
●マルウエアの最先端ネタ・事例、特徴、対策(40)
 フォティーンフォティ技術研究所 鵜飼裕司氏・金居良治氏
●法律面の現状と課題(40)
 高橋郁夫弁護士
●戦う手段はあるのか?ボットネットのTakedownの事例(20)
 株式会社マイクロソフト 高橋 正和氏
●サイバー攻撃:今できる事、これから準備する事(40)
 上記登壇者によるディスカッション
18:00~21:00 懇親会(定員50名)¥4,000~¥5,000/名


12月16日(金)
9:00~9:15 受付開始
9:15~9:30 オープニング(検閲された手紙)
9:30~10:50 基調講演(80)
(仮題)新聞記者の目から見た沖縄
琉球新報 松永勝利 氏
10:50~12:10 (仮題)「沖縄戦今昔」(80)
沖縄国際大学 石原昌家氏
12:10~13:00 昼食
13:00~13:15 「インターネットコンテンツセーフティ協会(ICSA)の報告」(15)
インターネットコンテンツセーフティ協会
13:15~13:40 (仮題)「通信の秘密と表現の自由」(25)
総務省 電気通信基盤局 消費者行政課 課長補佐 長瀬 貴志氏
13:40~15:05 「ブロッキングによる児童ポルノ対策」
安心ネットづくり促進協議会(85)
ブロッキングは、インターネット上の児童ポルノ画像等の流通阻止に有効である反面、ISP等ユーザーのアクセス先をチェックする「通信の秘密の侵害」という、国民の重大な権利侵害の危険を秘めている。この問題について検討した取組みを紹介
15:10~16:40 (仮題)「ひめゆり学徒隊」
(仮) 島袋 淑子 氏
16:50~18:30 トークセッション(100)
サイバーセキュリティと通信の秘密 質疑応答
会場を含めた討論を行います。
19:00~21:00 懇親会(定員30名)4,000円/1名

※スケジュールについては、現在調整中です。ご了承ください。